静岡竹工芸協同組合について
代表理事挨拶
このたびは当組合Webサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
私たちは静岡市内で“駿河竹千筋細工”を扱う職人12人で組織される協同組合です。
この駿河竹千筋細工は細く割った竹を丸く加工した竹ひごを用い、伝統的な技法で一本一本編んだり、組んだりして、繊細な花器、虫かご、菓子器などに仕上げます。
千筋細工がこの地に根付いたのは、1840年(天保11年)までさかのぼります。岡崎藩士菅沼一我が静岡に立ち寄った際、宿泊先旅籠の清水猪兵衛に技術を伝えたのが始まりとされています。その後、清水猪兵衛は多くの門弟を育て多彩な竹細工品を世間に広め、今日まで至ります。
昭和51年には通産大臣(現:経済産業大臣)から「伝統的工芸品」の指定を受け、江戸時代から受け継がれる独特な技法は時代のニーズに対応し、現代風の照明器具やインテリア用品にも姿を変え幅広い分野で用いられています。竹の持つそのしなやかで滑らかな曲線は、日常生活に溶け込みやさしい存在感をかもし出します。職人の手から生み出される作品は、国内外多くの方々に喜ばれております。
組合といたしましても多様化するお客様のニーズに積極的にお応えするため、組合員一同が日々精進努力し、より良い作品作りに全力を挙げてまいります。
これを機会に、すでにご存知の方もそうでない方も駿河竹千筋細工にご理解をいただきますよう、お願い申し上げます。
組合員紹介
伝統工芸士
一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会認定、「伝統工芸士」とは、経済産業大臣指定の伝統的工芸品の製造に従事されている技術者のなかから、高度の技術・技法を保持する方を「伝統工芸士」として認定しています。
当組合員にも、伝統工芸士の称号を持つ組合員が5名在籍しています。
高橋一雄
大村俊男
大村俊一
杉山貴英
杉山茂靖